
最近、痛みを極限にまで抑えたレーザー脱毛機『メディオスター』が話題になっています。
おそらく、ヒゲ脱毛について少しでも情報収集をしている方なら一度は耳にした事があるでしょう。
実際、各クリニックのWeb広告やホームページなどにおいても「メディオスターを導入しました!」といった謳い文句が掲載されているのを良く見かけますよね。
痛みというものは脱毛における最大の課題でもありますから、それを克服した機械を武器にしたいという気持ちは十分にわかります。
この記事では、そんなメディオスターの特徴やメリット・デメリットなどについて詳しくお伝えしていきたいと思います。
メディオスターとは
メディオスターの特徴
メディオスターはドイツのアスクレピオン社(https://www.asclepion.com/)が開発した医療レーザー脱毛機です。
最新式の機種でありながらFDA(アメリカの厚生労働省にあたる機関)によって永久脱毛機としての認可を受けており、その脱毛効果は保証されています。
区分としてはダイオードレーザーに分類され、それなりに長い波長を持つため根深い位置にあるムダ毛に対してもアプローチする事ができます。
レーザー名 | 波長の長さ |
アレキサンドライトレーザー | 755nm |
ダイオードレーザー | 800~940nm |
ヤグレーザー | 1064nm |
メディオスターにおける最大の特徴は従来とは全く異なる脱毛メカニズムで、痛みが少ないと言われる理由もここにあります。
従来の脱毛においては、黒い部分(メラニン色素)に強く反応するレーザーの性質を利用し毛根を破壊する事を目的としていました。
この際に生じる熱が痛みの直接的な原因となっていたわけですね。
一方、メディオスターの場合は毛根ではなく「バルジ」と呼ばれる発毛因子を破壊する事を目的としています。
バルジとは、ヒゲに栄養を運んで成長を促す「発毛の司令塔」的な存在です。
したがって、このバルジを壊す事ができればヒゲは育たなくなり、やがて永久脱毛が実現するというのが一応の理論。
幸いな事に、このバルジは毛根よりも浅い場所に位置しています。
おかげで従来よりもはるかに出力を抑えたレーザーでも十分に行き届かせる事ができ、結果として痛みを大幅に軽減する事に成功しました。
痛みについては個人差による部分も大きいため一概に言うのは難しいのですが、実際にメディオスターを利用した人によれば「従来のレーザーで感じていた痛みの2分の1程度まで減った」という意見も多数あるようです。
また、メディオスターは「毛周期(毛が生え変わるサイクル)」に左右されにくいという点も特徴の一つ。
毛には毛周期があり、成長期・退行期・休止期のサイクルで周っております。レーザー脱毛は成長期の体毛にしか効果的ではないからです。その為、成長期の毛が生え揃っていない時にレーザー照射しても、1回の照射が無駄になってしまいます。回数の間を十分に空け、1回でより多くの成長期の毛に反応させる事が大切です。
(出典:リゼクリニック)
従来のレーザーは毛周期のうち「成長期」に該当する毛に対してしか効果を発揮しないという特性を持ちます。
そのため、一度レーザーを照射したら次の成長期へ入るのを待つ必要がありました。
特にヒゲなどの毛周期は約2ヵ月程度が一般的であるため、次回の照射までにかなり間が空いてしまっていたんですね。
一方、メディオスターは毛根ではなくバルジを主なターゲットにしているため、毛周期をあまり気にする必要がありません。
実際には毛根へ対しても多少は影響しているため必ずしもその通りではないのですが、あくまで理論上は従来のレーザーよりも短い間隔で照射していく事ができます。
メディオスターのメリット・デメリット
メリット
痛みが少ない
前述のようにメディオスターは従来のレーザーとは根本的に脱毛メカニズムが異なるため、痛みが少ないという最大のメリットを持ちます。
さすがに全くの無痛というわけにはいかないでしょうが、それでもだいぶ軽減はされている事は間違いないので痛みに弱いという方でも何とかなるはずです。
施術時間が短い
メディオスターの照射口は非常に面積が広く、数あるレーザーの中でも最大級です。
同じく照射口の大きさで有名なレーザー脱毛機として「ライトシェアデュエット」と呼ばれるものがありますが、そちらに比べてもメディオスターの方が大きくなっています。
そのため、広範囲であっても効率良く脱毛を進めていく事が可能です。
日焼け肌でも使える
メディオスターは日焼けをしている方でも受けられるのも大きなポイント。
従来のレーザー脱毛機では、度合いにもよりますが基本的に日焼け肌の患者はNGでした。黒い部分に熱反応してしまうレーザーの特性上、火傷をしてしまうおそれがあったからです。
一方、前述のようにメディオスターは黒色の部分にレーザーを反応させる原理を使用していません。
そのため、肌が黒いからといって火傷をするリスクも少なく、たとえ日焼けをしている方であっても問題無く受ける事が可能というわけですね。
産毛でも脱毛可能
従来のレーザー機器はメラニン色素の薄い状態である産毛の脱毛を苦手としていました。
しかし、メディオスターの場合はバルジをピンポイントで狙う事ができるため、産毛のように細くて薄い毛でも綺麗に脱毛する事ができます。
デメリット
まだ実績数が少ない
メディオスターが本格的に導入され始めたのはここ最近の話。という事は、まだまだ実績数で考えると少ないのが現状と言えます。
従来のレーザー脱毛機に蓄積された長年のデータがあるのに対し、メディオスターはまだそういったものは無いのです。
したがって、より確実な手段を取りたい方からすれば不安に感じてしまうかもしれません。
効果がやや低め
メディオスターは痛みが少ない分、従来のレーザー脱毛機に比べて効果の面でやや劣ると言われています。
痛みの軽減にフォーカスした事で出力が控えめになってしまい、結果として痛い代わりに脱毛効果に特化した他のレーザー脱毛機に負けてしまうのです。
実際にこんなデータがあるのでご覧ください。
Percentage of axillary hair reduction at 1-month follow-up visit after receiving diode and Nd:YAG laser treatment were 71.0% and 82.3%, respectively, and at 6-month follow-up were 35.7% and 54.2%, respectively.
訳:ダイオードレーザー(メディオスターの事)およびYAGレーザー治療を受けてから1ヵ月後フォローアップ時のワキ毛減少率は、それぞれ71.0%および82.3%であり、6ヶ月後フォローアップ時で35.7%および54.2%であった。
こちらは海外で作成された研究レポートからの引用となります。
文章だけだと小難しいように見えますが、要するに「6カ月間で各レーザーがどれだけワキ毛をの量を減少させるのに成功したか」を表しています。
報告によれば、メディオスターとヤグレーザー(従来のレーザー)の間には18.5%の差が見られたとの事。
もともとヤグレーザーは長めの波長を持つ事から脱毛効果についてはピカイチと言われていますが、こうして比較してみると結構な差が出る事がわかりますね。
痛みを選ぶか、効果を選ぶか、考え方によってこの辺は大きく異なる部分でしょう。
料金が高い
メディオスターは数あるレーザー機器の中でも最新の部類なので、本体価格も従来のものと比べて高めになっています。
クリニック側としても、導入コストが多くかかる以上は料金を高めに設定しているところが多い印象です。
全部が全部そうとは限りませんが、基本的にこの傾向は多くのクリニックにおいて共通となっているため、メディオスターでヒゲ脱毛を受けたい場合はそれなりに費用がかかるという事を覚悟しなければなりません。
メディオスターはこんな人におすすめ
以上を踏まえ、メディオスターがおすすめと言えるのは次のような人です。
逆に、痛みに耐えられる自信があり、日焼けもしていないという方はメディオスターを選ぶ理由はほとんどありません。
前述のようにメディオスターの脱毛効果は他のレーザーと比べてやや弱めですし、料金も高いというデメリットがあるからです。
どちらかと言えば「多少高くとも、効果は弱くとも、痛みさえ少なければそれでOK!」と割り切れる人にぴったりのレーザー機器だと思います。
メディオスターの口コミ
さっき初のメディオスターを照射してもらったんだけど、何も感じなすぎて「始まっているんですか?」って聞いてしまったわ。
俺はゴリラに通ってるが、メディオでも痛くてアレキサンドライト打てる湘南のほうが良かったかなと後悔してる。
ヤグは打ったことないが、メディオでも普通に痛いよな。来月のヤグが怖い。
メディオスター15回照射した人の経過ブログ見たら痛くてもヤグレーザーにするしかないな。
メディオスターから始めた6回目とヤグから始めた6回目で全然違うしヤグの方がやってよかったと思うと思う。ヤグの方が痛いけど効果ある出力でやったらメディオスターも結局痛いし。
クリニックで全身メディオ10回やったが髭だけは全く変わらんな… 。剛毛だった体は所々元気な毛が残ったが9割減った。
まとめ
以上、最新のレーザー脱毛機『メディオスター』について徹底的に解説させていただきました。
メリット・デメリット両方ありますが、痛みが不安という方は十分に検討する価値があると思います。
従来のレーザーの問題点であった部分をことごとく解消しているため、もしかすると今後はこちらがスタンダードになる時代も来るかもしれません。
後は十分なエビデンスが出てくるかどうかですね。今回のお話した事を参考に、あなたのヒゲ脱毛選びに少しでも役立てていただければ幸いです。
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当サイト管理人も実際に通っているゴリラクリニック。
男性のヒゲ脱毛に最も効果が高いと言われるヤグレーザーを全ての院で完備しているため、脱毛効果については疑いの余地がありません。
また、「メディオスター」と呼ばれる痛みが苦手な方向けの最新機器も導入されているなど、とにかく脱毛環境に優れます。他の院に比べて麻酔も充実しているので、必要であればそちらも利用してみるといいでしょう。
なお、平均的な男性のヒゲ脱毛に必要なレーザー照射の数は15回前後と言われており、クリニック選びの際は15回分の料金で比較する事が望ましいですが、ゴリラクリニックは全国的に見てもトップクラスのコスパを誇ります。
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ヤグレーザーを取り扱ってない事に加え、今のところ東京・愛知・大阪の3つしか院が無いためおすすめ度は若干下がるものの、もし通えるのであれば強くおすすめしたいクリニックの一つです。
実際、ドクターコバユーザーの中には「俺たちは安心感を買っている」と口にする方も多く、非常に賢い選択だと思います。
・アレキサンドライトレーザー、ダイオードレーザーなど効果に定評のある脱毛機を配備
・照射範囲がめちゃくちゃ広いので広範囲のヒゲを無くしたい人には最適

他サイトであまり紹介されているのを見ませんが、僕が個人的に密かに注目しているのがコスメディカルクリニックシンシアというクリニック。
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東京の渋谷と銀座に2院しか構えていないため、都内近郊住みの方でないと通いにく点がネックではあるものの、条件に合いそうな方はぜひとも一度足を運んでいただきたいです。
・4種類にもおよぶ豊富な高性能レーザーを配備
・脱毛以外にもアンチエイジング、美肌、痩身など様々なメニューを用意